AGAの治療薬にはどんな種類がある?タイプ別に治療薬の特徴を解説!

頭を抱える男性と女医

AGA治療薬を買うにしても、種類も多く自分にあった治療薬を探すのは難しいです。どうしたら自分に合った治療薬を見つける事ができるのでしょうか?

間違った知識で購入すると、全く効果の違う治療薬を使用する事になるので注意が必要です。治療薬には大きく分けて2種類のタイプがあるので見ていきましょう。

AGAの治療薬は大きく分けて2タイプある

錠剤白とピンク

AGAの治療薬には大きく分け、「髪が抜けるのを防ぐタイプ(以下A)」と「髪が生えるように促進するタイプ(以下B)」があります。

そもそもAGAというのは「脱毛ホルモンによって抜け毛が増えるもの」と「年齢や生活バランスの乱れ」が原因となる2パターンが存在します。なので、治療薬もこれらに合わせて2つのタイプがあるのです。

Aの治療薬は基本的に飲み薬なのに対し、Bの治療薬は飲み薬と塗り薬が存在します。

A→抜け毛の原因となる脱毛ホルモンを抑制することで、抜け毛の進行を抑える。
B→毛を作りだす細胞の血流を促進し、発毛力を高める。

次の章ではAとBでの薬の種類や説明などをご紹介していきます。ちなみに、AGAの薬の効果は「目で見てわかるほどに発毛効果がある」ということがわかっています。今AGAでお悩みの方は是非参考にしてみてください。

防ぐタイプのAGA治療薬

防ぐタイプのAGA治療薬には下記のようなものがあがります。

  • プロペシア
  • サガーロ
  • アボルブ

この3種類の防ぐタイプの治療薬はどこかで聞いたことがあるかもしれません。
一般的に使われている”防ぐタイプの治療薬”ですが、それぞれの特徴などをまとめていきます。

プロペシア

プロペシアは毛根にあるAGAの原因とされているDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンから作られる物質で毛髪の元となる細胞(毛母細胞)の働きを低下させる作用があることから、薄毛と関係の深いホルモンと言われています。この産生を抑えることによってAGAを治療する内服薬です。

薄毛、抜け毛の原因となる成分を妨害してくれるのがプロペシアです。毛根にあるAGAの原因の元になるDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが、毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合する事により、成長期にある毛髪に対して退行期及び休止期に移行する信号が出されます。

その結果、退行期の細い毛髪となり毛髪が長く太い毛に成長する前に抜けてしまうので、毛髪が薄く、細く、短い毛になってしまうのです。

プロペシアは1日1錠を内服するだけでAGAを治療する革命を起こしたと言ってもいいでしょう。さらに、現在はプロペシアの発毛効果を実感したリピーターの方がたいへん増えています。

プロペシアを服用している方の中では6ヶ月以上の使用で 90%が効果を実感、3年間で98%に有効というデータが出ています。

補足として書いておきますが、治療薬なので副作用が出ることがあります。一般的には男性機能に関する症状を含め0.5%のデータがありED・勃起不全(1%未満)や性欲減退(1~5%未満)等があります。 他に精液量減少(1%未満)や頻度不明(自発報告あるいは海外での報告)で精液の質低下等があります。

ただし副作用が起こる可能性が0.5%に対し、90%の方が効果を実感しているわけですから初めて治療薬を使用される方でも安心して使うことができます。更にメリットとしてもかなり大きなものなので、AGAで現在悩んでいる方は処方する事をお勧めします。

また、服用しているが効果がでない!という方も中にはおられるかもしれません。
まだ服用して日が浅く、効果が出ていないというだけのかたもいれば、実はプロペシアは前頭部や頭頂部のほうが効き目が出やすいと言われているのでその影響かもしれません。

前頭部や頭頂部以外の部分のAGAでお悩みの方は他の治療薬を試してみるのもいいでしょう。

ザガーロ

ザガーロは2015年に認可された日本の中では、かなり新しい部類の治療薬になります。

効果としてはプロペシアと同様に抜け毛を抑制するものですが、多くの薄毛タイプに対して効き目があると言われており発毛効果はプロペシアの1.6倍もあります。ただし、ザガーロは成人男性専用薬剤で女性や未成年者は服用できません。

ザガーロ処方には来院が必要です、メールや電話での処方はできなものとなっております。

早い方だと服用開始から3ヶ月、通常は6ヶ月くらいで効果を実感することができると言われています。プロペシアの効果がイマイチと感じている方はザガーロを試してみるのがいいのではないでしょうか。

まず、プロペシアを試してみた方がいいというのには訳があります。プロペシアは副作用が出る確率が0.5%なのに対し、ザガーロは17%とプロペシアに比べ高いデータがあります。

副作用の主なものは性欲減退、勃起不全(5%)、射精障害(1%)等があり、1%未満で抑うつ気分、女性化乳房、乳房不快感等、その他味覚異常、精巣痛、肝機能異常等があります。

プロペシアと副作用はおおむね似ていますが、プロペシアと比べると若干リスクも高いように感じます。ただ、その効果は十分に期待できますので、AGAで酷く悩まれている方は使用してみるのもいいかもしれません。

アボルブ

アボルブはプロペシア同様にAGAの進行を抑える薬剤です。

ただ、アボルブは元々AGAとしての治療薬ではなく「前立腺肥大症」の薬として開発されたものです。(前立腺肥大症頻尿や残尿感といった排尿障害が起こる病気。)

しかし、AGAにも男性ホルモンの分泌量が関係していると分かり、ザガーロが発売されるまではアボルブがAGA治療に使われていたことも多々ありました。

有効成分、添加物もほぼ同じ成分なので、アボルブとザガーロは「ほとんど同じ薬」と捉えている方は多いようですし、ザガーロに比べ値段も一割ほど安いので今でも取り扱う病院はあるようです。

プロペシアはAGAの原因と考えられているDHTを産生する5-α還元酵素のうち、2型にのみ効果を発揮するのに対し、アボルブは1型にも効果を発揮します。なのでザガーロ同様にプロペシアで効果が出なかったかたはアボルブを使用してみるのもいいかもしれません。

効果がでるまでにはザガーロ同様に、開始から3ヵ月程度の連日投与で早い方だと抜け毛が減少し、通常は効果が確認できるまで6ヶ月間の投与が必要となります。改善の程度には個人差がありますが、1年~3年続ける事で多くの人が抜け毛の進行が止まったと感じるようになります。

ただし、副作用として性欲減退、勃起機能不全、食欲不振、肝機能異常等があります。(1~10%程度)プロペシアよりも多少副作用が強めに出る事があります。

副作用と思われる症状が出た場合は、すぐに服用を中止して専門のクリニック、医師にご相談ください。

ED(勃起不全)の症状がでたら、プロペシアの服用を止めるかバイアグラ等のED治療薬で改善して下さい。 他に精液量減少(1%未満)や精液の質低下等がありますので、小作りをしている間は服用を止めた方がいいでしょう。

ED治療薬の処方には専門のクリニックに相談する事をお勧めします。
プロペシアを試して効果が薄い場合にザガーロ同様、アボルブも試してみるのがいいでしょう。

促進タイプのAGA治療薬

それでは続いて促進タイプのAGA治療薬の説明をして行きます。促進タイプは下記のようなものがあります。

  • ミノキシジルタブレット
  • ロゲイン
  • アロビックス

それぞれどのような効果があるのかご紹介していきます。

ミノキシジルタブレット

高い発毛効果があるとされているミノキシジルをその名の通り、タブレットにしたものです。
元々ミノキシジルは高血圧の処方薬として開発された成分ですが、治療中の患者に多毛症が認められたことから、医療用の発毛剤として改めて開発されました。

ミノキシジルをプロペシア、ザガーロなどの防ぐタイプの治療薬と比較するとAGAの原因物質である男性ホルモンDHTを抑制するプロペシア、ザガーロと作用機序が違い、ミノキシジルは主に血流を良くする事で毛細血管から毛乳頭に栄養を与え、発毛を促します。

そのため、女性でも服用することができるうえに、プロペシア、ザガーロとの併用治療も可能です。

ミノキシジルは現在、発毛・育毛効果の高い治療薬です。ミノキシジルの効果期間はミノキシジルの内服を開始して早い方だと、開始から3~4ヵ月程度で効果を実感できます。

通常はミノキシジルの効果が確認できるまで6ヶ月間の投与が必要となります。改善の程度には個人差がありますが、1年~3年続ける事で多くの人が発毛を実感します。

ミノキシジルは発毛効果の高い薄毛治療薬でAGA治療に高い効果を発揮しますし、びまん性脱毛など女性に多いタイプの薄毛にも効果が見られ多くの薄毛に効果的です。

AGAに関しては全体に効果を発揮しますが特に頭頂部の薄毛に効果的です。

一般的に生え際や前頭部の薄毛の部位にAGAの原因物質である男性ホルモンDHTが多く存在するためプロペシア、ザガーロが発毛させやすいのですが生え際の産毛をしっかり太くする(育毛)効果はプロペシア、ザガーロよりミノキシジルがより高い効果があるといえます。

発毛・育毛の得意な部位が違うプロペシアとミノキシジルの併用やザガーロとミノキシジルの併用は非常に有効なので、是非試してみてください。

副作用に関しては、元々高血圧の薬ですので手足のむくみ、血圧低下があります。その他の副作用として体毛の増加、吐き気、嘔吐、腹痛、性欲減退などがあるようです。

どれも発生率は非常に低いものですが、服用する際は以上のような副作用があることは理解しておきましょう。

ロゲイン

ロゲインはミノキシジルを主成分とする外用のAGA治療薬です。元は血管拡張剤として開発された薬なのですが、その後脱毛症に効果があるとされAGAの治療薬として販売されるようになりました。

ミノキシジルの血管拡張作用により毛乳頭細胞や毛母細胞が活性化されて細胞分裂が促進し発毛が促進されます。

ロゲインに期待できる効果は、ズバリ「発毛」です。ロゲインの有効成分である「ミノキシジル」がこの発毛効果を示します。ミノキシジルは血管を拡張し血行を促進するはたらきがあります。

普段、生活するために人間はエネルギーを得るために栄養を摂りますが、髪の毛の生育するためにも栄養が必要です。ミノキシジルによる血流の促進が髪の毛の生育に必要な栄養素を頭皮に行き渡りやすくする作用があります。

同じAGA治療薬・薄毛・育毛治療薬のプロペシア(フィナステリド)やアボルブ(デュタステリド)とは作用機序が異なり併用したほうがより発毛効果を高めることが知られています。

ロゲインはAGA治療薬・薄毛・育毛治療薬の基本となる薬剤です。1%、2%ロゲインよりも5%ロゲインが発毛の効果が強く副作用の頻度が変わらないことが知られています。

副作用に関しては、頭皮のかぶれ、かゆみ、赤みなどが挙げられます。もともと敏感肌の方やアレルギー体質の方は注意したほうが良いでしょう。

ミノキシジルはもともと高血圧治療を目的として開発されていたものなので、血圧を下げる作用があります。ロゲインの場合は、発毛効果を期待しているため、血圧低下が副作用となります。

血圧が下がりすぎると立ちくらみやふらつき、めまいが現れます。これらの副作用が出る頻度は「1%未満~5%程度」と少ない確率だと報告されています。
そのため、安心して使える薬だと言えます。

アロビックス

アロビックスは塩化カルプロニウムを主成分とした緑色の外用薬です。塩化カルプロニウムはミノキシジルと同様に血管拡張作用や発毛作用もあるといわれています。

塩化カルプロニウムを含んだ育毛剤では「カロヤン」シリーズが有名ですが、有効成分の濃度はわずか1~2%程度に対してアロビックスは倍以上の5%も含まれています。

アロビックスを使用していただければ頭皮に栄養分が行き渡りやすくなり、毛根への血流も改善されるため発毛促進にも繋がっていきAGAの改善にも効果が期待できます。皮膚への浸透力の高さや、血管拡張作用の持続の長さも大きな特徴といえます。

アロビックスは薄毛治療以外にも、円形脱毛症やびまん性脱毛症などの女性の「脱毛症」にも効果が期待できる薬剤になります。また、保険が適応されている薬なので圧倒的に価格が安いのも特徴です。

AGA治療の場合では薄毛の56%に効果ありとされており、脱毛の改善が期待できます。男性ホルモン等が原因でAGAが進行している場合ではアロビックスでの薄毛改善は難しくなるのですが、その場合はミノキシジルの外用薬が適しておりオススメです。

洗髪後、髪をしっかり乾かしていただき清潔な状態で薄毛の気になる部分にアロビックスを直接1日2~3回塗布します。頭皮に塗布するだけでなく薬剤を浸透させるため、指の腹で揉みこむようにマッサージをしてください。

また、適量以上使用したからといって効果がすぐにあらわれる訳ではありませんので注意して下さい。ただ単に副作用の確率を高めてしまう恐れがあります。

また入浴直後に使用した場合かゆみや、頭皮に傷があると刺激痛といった症状が出ることがあるため、入浴直後ではなく少し落ち着いてからの使用をお勧めします。アロビックスの血管拡張作用により眩暈やふらつきの出る可能性があるため、入浴直後のアロビックスの使用は控えてください。

自分で解決しようとせずに専門のクリニックを受診しましょう

錠剤ケース

これからAGA治療薬の購入を考えている方は自分のタイプに合った治療薬を選択するのが大切です。今回ご紹介した治療薬は防ぐタイプ、促進するタイプの治療薬となってます。

「髪が抜けるのを防ぐタイプ(以下A)」と「髪が生えるように促進するタイプ(以下B)」があります。

・A→抜け毛の原因となる脱毛ホルモンを抑制することで、抜け毛の進行を抑える薬。
・B→毛を作る細胞の血流を促進し、発毛力を高める薬。

症状や、タイプによって薬選びが大事になってきます。全くタイプの違う薬を使っても意味がありません。個人で輸入して手に入れる事も可能ですが薬の成分がしっかりわからないと意味がなく、個人輸入はリスクしかないのでお勧めできません。

治療薬選びは難しく、本当でAGAを治したいのであれば自分で解決しようとせずに専門のクリニックを受診し、自分の症状に合った治療薬を処方するのが安全でお勧めです。

自分に合った治療薬を処方する事でAGAの改善に繋がるので是非試してみて下さい。

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