フケは病気なの? 自分でできるフケ対策とは|受診するならどの科へ行けばいいの?

寝転ぶ女性

フケは、頭皮トラブルのなかでも悩みとして抱えている人が多いものです。フケには乾燥によるものと、過剰に皮脂が溜まっているものに分けられ、それぞれで原因や対策は異なるため、適切な対処法を身につけておく必要があります。

では、フケとはそもそも病気に位置付けられるのでしょうか。

そこで今回は、フケとは病気なのかについて説明し、発生する原因や自分でできるおすすめのフケ対策、病院を受診する際はどの科へ行けば良いかなどについて紹介していきます。

フケは病気なの?

髪の長い女性
フケは発生すると肩などに付着し、周囲には決して良い印象を与えません。また、そもそもフケとは何なのかを知らない人は少なくありません。

では、フケの正体とは一体何なのか、そしてフケの種類別に発生する原因について解説していきます。

フケは頭皮の角質が剥がれ落ちたもの

フケは医学的には皮膚病に属しており、他にアトピー性皮膚炎も同じ部類に分けられます。

フケの正体は頭皮にある角質が古くなり、剥がれ落ちたものです。一般的には不潔なイメージを持たれることが多いですが、清潔にしていてもフケは発生します。

フケにはパラパラとしている乾燥性とベトベトした脂性があり、それぞれで原因は異なります。

フケ症|乾燥したフケが多い状態

フケ症とは、乾燥したフケが多い状態を意味しており、白く細かい皮のようなものが頭皮から剥がれ落ちる皮膚疾患のことです。

フケ症のなかでも症状に程度があり、軽いものでは頭をかいた際などに肩に付着する程度で、このレベルの人は少なくありません。

しかし、フケ症は重度になると枕元が白くなったり、肩だけでなく部屋中にフケが落ちるほどまで悪化します。また、激しいかゆみに襲われることで頭皮をかいてしまい、その結果さらに症状は進行します。

頭皮が炎症を起こし場合によっては脱毛を伴うこともあるため、フケ症をそのまま放置することは避けたほうが良いです。

脂漏性皮膚炎|皮脂腺からの皮脂が原因

脂漏性皮膚炎とは頭皮が赤くなり油っぽいベトベトしたフケが発生するもので、皮脂腺から過剰に分泌される皮脂が原因ではないかといわれていますが、いまだに特定はされていません。

また、考えられている原因は他にもあり、洗髪不足による皮脂の蓄積や寝不足などによる生活サイクルの乱れ、栄養バランスの偏りやストレスなどが挙げられます。

最近では、皮膚に存在するマラセチアというカビの一種が、脂漏性皮膚炎の発生に関係している>ともいわれています。

自分でできるおすすめのフケ対策とは?

鏡を見る女性
フケは、そのままにしておくと悪化する可能性があるため、きちんとケアをしなければいけません。フケの症状が軽い場合は、日頃からできるケア方法があります。

ここからは、自分でできるフケ対策を解説していきますので、なかなか病院へ行く時間が取れない人や、症状が出始めたばかりの人などはぜひ取り組んでみてください。

1. ヘアケア方法を見直してみよう!

自分で取り組めるフケ対策に、ヘアケアが挙げられます。

ヘアケアを見直すことで頭皮環境を整え、フケの悪化を防止できる可能性がありますので、ぜひ把握しておいてください。

なかでも、シャンプーを正しい方法で実施することはフケ対策に重要で、間違った方法は頭皮を刺激してフケを促進させてしまうことも。

正しいシャンプーのやり方は、まずはじめにブラッシングをして髪や頭皮に付着しているホコリや汚れを落とします。その際、頭全体をブラッシングすることで頭皮マッサージもでき、血行が促進されることで汚れを浮かすことが可能です。

ブラッシングを終えたら、お湯でしっかりと予洗いをします。ブラッシングと予洗いでシャンプー前に汚れを落とすことで、シャンプーの量を減らすことができるため、頭皮への刺激を抑制できます。

シャンプーで洗う際は、液を手に取って泡立ててから髪や頭皮に付けてください。シャンプー液をそのまま付けると、頭皮にダメージを与え乾燥を招きます。

最後は、しっかりと洗い残しがないようにお湯ですすいでください。その際、ぬるま湯を使いすすぐことで頭皮の乾燥を防止できます。

フケ対策用のシャンプーを使ってみよう

正しいシャンプーの方法を実施していても、使っているシャンプー自体に問題がある場合も考えられます。フケを防ぐためには専用のシャンプーを使うことがおすすめで、今では薬局などで簡単に購入することが可能です。

フケ対策ができる薬用シャンプーには原因菌を殺菌・除菌する効果があるグリチルリチン酸や、ピロクトンオラミンなどの有効成分が配合されており、頭皮の炎症や乾燥を防止できます。

また、乾燥が気になる場合は、洗浄力が強くないアミノ酸系のシャンプーを使うことで、頭皮の皮脂を過度に除去せず潤いを維持できます。

アルコール系や石鹸系のシャンプーは洗浄力が強く、皮脂を取り除きすぎることで乾燥させてしまうため、使用を避ける方が好ましいです。

おすすめのシャンプーは、ライオンから発売されている「オクトserapie(セラピエ)」で、原因菌を抑えてフケやかゆみを防止する薬用スキンケアシャンプーです。

さらに、フケやかゆみだけでなく、臭いも防ぐ「コラージュフルフルネクスト」というシャンプーもあるため、ぜひチェックしてみてください。

2. 食生活や睡眠など、生活習慣の改善をこころがけよう!

ヘアケア方法以外に、食生活や睡眠など生活習慣を見直すことも、フケ対策に効果を発揮します。

食事においてはレバーや卵、牛乳などに豊富に含まれるビタミンBを摂取することで、皮膚細胞の成長をサポートする効果が得られるためフケ対策になります。辛い食べ物は胃に負担をかけることで、皮膚を荒れさせるため避けてください。

また、睡眠もフケ防止には極めて重要で、寝不足になると皮膚の免疫力が低下し保護機能がなくなるため、乾燥しやすくなります。乾燥はフケを発生させる主な原因なので、しっかりと寝ることを心がけましょう。

症状が気になる場合は皮膚科を受診しよう!

クリニックの受付
自分でできる対策に取り組んでも症状が改善されない場合は、皮膚科を受診して医師の判断を仰ぎましょう。

大半はセルフケアで改善されることが多いですが、症状が酷い場合は病院での治療に頼る方が良いです。

どんな治療をするの?

皮膚科での治療は、主にステロイドやケトコナゾールなどの外用薬を用いるものや、抗アレルギー薬など飲み薬の服用があります。

症状が落ち着いてくると、ビタミンB2やB6を内服し、皮脂を減少させる治療法をとる場合もありますが、これらはあくまで一例であり、人それぞれ治療方法は異なるため医師の指示に従いましょう。

自宅ケアと治療を組み合わせて健やかな頭皮を目指そう!

まとめ髪の女性
フケは「フケ症」や「脂漏性皮膚炎」という皮膚の病気で、症状があるにも関わらずそのまま放置していると、悪化する恐れがあるため対策を講じなければいけません。

フケ対策として、シャンプーの正しいやり方や使用するシャンプーをフケ専用のものに変えること、さらに食生活の見直しや睡眠時間を確保するなどがあります。決して難しいことではないため、日頃から意識をして予防のために取り組んでください。

また、これらの対策をしても症状が改善されない場合は皮膚科に行き医師の診断を受けましょう。病院での治療と生活習慣の見直しを組み合わせることで、よりフケ対策の効果は期待できます。

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