ミノキシジルの効果とは? 効かないことはあるの?|ミノキシジルの使用をやめたらどうなる?

生え際を気にする男性

AGA治療薬などに含まれることが多い「ミノキシジル」。実際にミノキシジルには、どのような効果があるのでしょうか。安全に使用するためには、効果や副作用について把握しておくことが大切です。

今回は、ミノキシジルの効果について紹介します。効果がないケースの有無や、途中で使用をやめた場合など、あわせて紹介するのでミノキシジルを使用する際の参考にしてください。

ミノキシジルの効果とは?

シャーレに入った薬品
ミノキシジルはAGA治療薬など、薄毛や脱毛症などの対策に使われる成分です。安全に使用するためにも、ミノキシジルがどのような成分なのか把握することが大切です。

まずは、ミノキシジルにはどのような効果があるのかみていきましょう。

ミノキシジルがAGA(男性型脱毛症)治療薬として使用されるようになった理由とは

ミノキシジルは血管を拡張させる効果があります。薄毛やAGAのような脱毛症の原因はさまざまですが、頭皮環境の悪化やストレスにより血管が収縮することが大きく関わっています。

血管が収縮することで、発毛や成長に必要な栄養が行き届かなくなり、毛髪が太く成長する前に抜けてしまいます。つまり、初期成長期で髪が抜けてしまうのです。

新しい毛が生えるまでの期間である休眠期と、初期成長期を繰り返すことで薄毛の状態が続いてしまうのです。

そこでミノキシジルにより血管を拡張させ、毛髪に栄養を供給することで発毛・育毛効果を得られます。

副作用の発毛効果から成分をさらに研究開発して薄毛治療薬へ

このミノキシジルは、はじめから薄毛治療薬として使用されていたわけではありません。

もともとは血圧下降剤として使用されていましたが、ミノキシジルを含んだ薬を服用していた患者の体毛が濃くなる副作用が出たことにより、発毛効果についての研究が行われるようになったのです。

何度も臨床試験を繰り返した結果、発毛・育毛効果が認められ、薄毛対策として開発を重ねて治療薬として使われるようになりました。

ミノキシジルにはどんな効果があるの?

ミノキシジルは血管を拡張させることで、崩れたヘアサイクルにより成長しにくくなった髪に作用し、成長に必要な栄養を供給できるようになります。

このミノキシジルを使用する方法には大きく分けて「外用薬」と「内服薬」があります。

ミノキシジル外用薬|発毛効果

外用薬は、ミノキシジルが含まれた薬液を頭皮に直接塗布するタイプの治療薬です。脱毛した部分や薄毛が気になる部分に、治療薬が定めた量を塗布することで、治療薬が推奨する期間は、使用を継続することが大切です。

注意|タブレットなど内服薬の服用は日本の認可を受けていない

ミノキシジルには、タブレットで服用する内服薬が存在します。確かにミノキシジルを直接体内に取り込むことによって、外用薬を塗布するよりも高い効果を期待できるでしょう。

しかし、日本国内ではミノキシジルを含んだ内服薬の服用は認められていません。また、日本皮膚科学会のガイドラインによると、男性型脱毛症に対する治療薬としてミノキシジルの内服を認可している国はありません。

ミノキシジルの内服薬を利用する機会があれば、事前に日本では認められていない「リスクがあるもの」として理解しておく必要があります。

ミノキシジルで考えられる副作用とは?

ミノキシジルはもともと薄毛の治療薬として使われていなかったので、発毛・育毛以外の意図しない効果、つまり「副作用」が出る可能性があります。

ミノキシジル外用薬の副作用の一例を紹介

ミノキシジルを使った外用薬を使用すると、含まれている成分によってアレルギー反応を起こし、痒みや発疹が発生する可能性があります。また、頭皮が炎症を起こすことでフケが出るケースもあります。

これらの症状は、肌が敏感で弱い人ほど起きやすいですが、その程度には個人差があるため、塗布する薬液の量や症状の具合は人によって異なります。

ミノキシジルは、多く使えばその分効果が出るというものではないため、副作用が出ないようにするためにも用法・用量を守って使うことが大切です。

また場合によっては、塗布してからしばらくすると、毛髪が抜け始めることがあります。これは「初期脱毛」と呼ばれる症状であり、概ね1ヶ月から2ヶ月ほど続きます。

この初期脱毛は、血管の拡張により新しい毛髪が生まれ、古い毛髪を押し出すことで発生するといわれています。発毛が促進されている効果でもあるので害はありませんが、大きな副作用と感じてしまうことも多いため注意してください。

ミノキシジルを服用した場合の副作用とは?

ミノキシジルを服用した場合は、外用薬を塗布した場合よりも強くハッキリとした副作用が出ることがあります。血管を拡張させることにより、血圧が下がり低血圧の症状が出るケースが多いです。例えば、めまいや頭痛、立ちくらみなどが該当します。

また、外用薬を塗布する場合は頭皮にのみ効果が期待できますが、内服薬の場合は血流にのってミノキシジルが体中を巡るので、全身の体毛が濃くなるといった副作用があります。

ミノキシジルが効かないことはある?

ミノキシジルは副作用と同様に、効果が出るかどうかにも個人差があります。使用すれば必ず結果が出るわけではないため、注意して利用するようにしましょう。

使用した全員に効果があるわけではない

ミノキシジルは使用した全員に効果があるわけではありません。これはミノキシジルと相性が悪いケースもあれば、薄毛の根本的な原因を改善しなければならない場合もあります。

例えば、ミノキシジルによって血管が拡張し血流が改善されても、不摂生で毛髪に良い栄養を摂取してなければ、効果は薄くなるでしょう。実際に、頭皮環境や生活習慣が悪い人だと効果が出ないケースが多いです。

ミノキシジルの使用をやめたらどうなるの?

ブランコに座る男性
ミノキシジルを含む治療薬を使用する場合は、しっかりと継続することが大切です。では、途中で使用を中断した場合はどうなるのかみていきましょう。

AGAは進行性の病気|薬は抑制の役目を担う

AGAは進行性の病気なので、対策をやめてしまうと薄毛の進行が加速していきます。治療薬を使って効果がないと感じている人でも、実はAGAの進行を抑制しているケースは多いです。薬の使用を中断することで、抑止力を失いAGAが悪化してしまう可能性があります。

使用をやめると再び薄毛に戻ってしまう

治療薬を使い効果を実感している場合でも、AGAの根本的な原因を改善していない限り、使用をやめるとAGAが進行して再び薄毛に戻る可能性が高いです。

使用を継続しながら同時進行で、頭皮環境や生活習慣を整えることが大切です。

副作用が気になる場合は使用頻度や量を減らして対処しよう

ミノキシジルによる副作用は個人差があり、使ってみないと分かりません。もし、ミノキシジルの副作用が気になる場合は、使用頻度や量を減らして対処しましょう。医師の診断を受けている場合は、担当医に相談するのが無難です。

また、いきなりやめてしまうとAGAの進行が加速する場合があるため、徐々に頻度や使用量を減らしていくのもおすすめです。

効果がない・合わない時は?|クリニックで処方されるほかのAGA治療薬をためそう

もしミノキシジルの外用薬を使ってみて、効果がないときや体に合わないと感じたときは、ほかのAGA治療薬を試してみるのがおすすめです。安全に治療するためにも、クリニックで診断を受け、処方されるものを使用してください。

プロペシア(フィナステリド)

プロペシアとは、AGAの原因である男性ホルモンに作用する成分「フィナステリド」を含む治療薬です。男性ホルモンにより毛髪の成長サイクルが短くなりますが、その原因となるホルモンを抑制する効果があります。男性しか使えないので注意してください。

ザガーロ

ザガーロもプロペシアと同様に、AGAの原因である男性ホルモンを抑制する治療薬です。プロペシアでは抑制できない男性ホルモンにも作用するため、効果が期待されています。

ミノキシジルの効果が出ないこともある|自分に合った対策を見つけよう

スポイトと薬瓶
ミノキシジルはAGA治療に効果的な成分ですが、人によって効果が出ないケースもあるため注意してください。ミノキシジルは血管を拡張するので発毛・育毛効果が認められていますが、効果や副作用は個人差によって大きく変わります。

もし自分に合わないと感じたら、ほかの治療薬を試してみるのも選択肢の1つです。また、頭皮環境や生活習慣もミノキシジルの効果に関係しているため改善することも大切です。

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