フケとシラミの原因や対策の違いを解説|見分けるにはどうすればいいの?

髪の毛に悩む男性

頭皮のトラブルの中でも、特に悩んでいる人が多い「フケ」。また、フケに似ている症状にシラミ」もあります。この2つは原因が大きく異なるので、対策方法も変わってきます。適切に対策するためには、今の症状がフケとシラミのどちらによるものか、見極めなければなりません。

そこで、今回はフケとシラミについて紹介していきます。それぞれの原因や対策の違い、見極める方法もあわせて紹介するので参考にしてください。

フケとアタマジラミの原因や対策方法の違いを解説!

髪の毛に悩む男性

頭皮トラブルの代表的なものに「フケ」と「アタマジラミ」があります。この2種類は原因が異なるため、適した対策方法も異なるので注意してください。

ここからはフケとシラミの特徴や原因、対策方法の違いを紹介します。

フケの原因は頭皮の乾燥・皮脂によるもの

フケは簡単にいうと、頭皮から発生する「垢」です。頭皮も皮膚であるため、新陳代謝により古くなると、肌の入れ替わりにより表面の角質層が剥がれ、「フケ」として離脱します。

どのような人でもフケは発生し、適切に洗髪をしていれば問題はありません。しかし、目立つほどフケが発生する場合は頭皮が異常な状態であり、主に「乾燥」か「皮脂」が原因です。

頭皮が乾燥してしまうと皮膚を守る能力が低下してしまい、成長途中の角質層が剥がれてしまいます。生活習慣が崩れて免疫力が低下しているときや、洗髪のし過ぎで皮脂を洗い流してしまうことで乾燥フケが大量に発生してしまいます。

反対に洗髪が不足していると、余分な皮脂が多くなり頭皮の環境が悪化します。必要以上に皮脂があると、それを餌にする常在菌が異常に増殖してしまい、頭皮が炎症を起こします。

乾燥時と同様に成長段階の角質層が剥がれてフケが出てしまうのです。この場合、頭皮の皮脂とフケが合わさり湿ったフケが出てしまいます。

アタマジラミは他人からうつってくる

フケに似ているものに「アタマジラミ」があります。アタマジラミは、人に寄生するタイプのシラミのことで、頭皮から吸血するのが特徴です。

シラミはフケと違い生き物であり、自由に動き回るため他人からうつります。そのため、たとえ清潔な状態を意識していても、頭皮の環境や生活がシラミにとって良い環境であれば、寄生されてしまい卵を産んで増えていくので注意が必要です。

特に卵は髪にくっついてしまい、洗髪しても落ちないので適切な対策をしなければなりません。

主な寄生ルートは、頭と頭の接触、帽子・タオル・寝具などの共用、衣類などの重ね置きです。清潔にしていても寄生されることもあるので、不潔だからシラミに寄生されるのではありません。

また、頭と頭が接触しやすい子どもが寄生され、そこから家族に寄生することが多いです。

フケ対策にはヘアケアや食生活の見直しがおすすめ

フケ対策をするときは、乾燥タイプと皮脂タイプによって方法が違うので注意してください。

乾燥タイプのフケは、シャンプーの洗浄力が強すぎることが考えられます。そのため、洗浄力は高くありませんが、頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーを使うのがおすすめです。

皮脂タイプのフケの場合、まず頭皮を清潔に保つようにしましょう。少なくとも1日に1回は頭を洗うようにし、シャンプーやコンディショナーをしっかりすすぎ落としてください。

どちらのタイプにも共通して言えるのは、ストレスや不規則な食生活、睡眠不足が関係していることです。余分な皮脂の分泌を抑えるために脂っこい食事を控え、頭皮の栄養となるタンパク質を積極的に摂ると良いでしょう。

また、免疫力が低下していることも原因になっているため、規則正しい生活を心掛け、ストレスを溜めないようにし、睡眠時間を十分に確保することが大切です。

アタマジラミが発生した場合の駆除方法

アタマジラミに寄生された場合、まずはしっかりと洗髪をするようにしましょう。シラミの成虫と幼虫であれば、洗髪で洗い流せます。しかし、寄生されてからしばらく経過し、髪の毛に卵を産みつけられているとシャンプーなどでは取れません。

これは、シラミが卵を産むときにセメントのような硬い物資を出し、髪に卵を固定するからです。この場合は、目の細かいクシを使うことで卵を取り除けます。

クシがない場合やそれでもシラミが取れない場合は、殺虫成分が含まれるシャンプーなどを使用する方法があります。薬局などで販売されているフェノトリン粉剤やフェノトリンシャンプーを使います。

これらの用法・用量を守り適切に処置すれば、シラミを退治できます。薬品によりますが、シャンプーのように頭髪全体にいきわたるように擦り込んで、1時間ほど放置し洗い流します。この処置を3日に1度、3回から4回ほど行います。

また、帽子や枕など頭が触れる物にシラミがいる場合もあるため、洗濯することも大切です。シラミは熱に弱いので60度以上で5分間ほど洗濯・乾燥させるだけで退治できます。洗濯する前に熱湯に浸け、乾燥後はアイロンをかけるのが効果的です。

一見よく似ているフケとシラミ……見分けるポイントは?

シラミ

シラミは生き物ですが、非常に小さく色も白っぽいので、フケとの見分けがつきにくいです。そのため、フケとシラミを見分けるポイントを押さえておくことが大切です。

よく似ているフケ|ヘアキャストとは

フケの中にはアタマジラミに似ている「ヘアキャスト」というものがあります。

このヘアキャストは通常のフケと違い、鞘のような形をしたものが頭皮から離れたところについています。白く細長いため、よくシラミの卵と間違われます。

毛髪が生えるときに、周辺にある角質層が剥がれてついたものであり、髪を覆うようにマカロニのような形をしているのが特徴です。アタマジラミの卵は髪の毛の片側についているので、よく見ることで見分けがつきます。

髪の毛からすぐ取り除けるかがポイント!

最も簡単なフケ(ヘアキャスト)とアタマジラミの見分け方は、簡単に取り除けられるかどうかです。通常のフケもヘアキャストも、頭を払ったり掴んだりすることで簡単に落ちます。

しかし、アタマジラミの卵は髪の毛に固着しているので、簡単には取れません。先程の通り、目の細かいクシなどを使わないと取れないため、髪についた白い塊りに触れても全然取れない場合はシラミの卵だと判断しましょう。

気になる症状がある場合は医師に相談しよう!

医師

フケとシラミの見た目は似ていますが、全く違うものです。そのため、原因や対策も変わるので注意してください。特にフケの場合は、乾燥タイプと皮脂タイプも2種類あり、同じフケでも原因・対策が違います。

ただし、いずれの場合でも頭皮環境や生活習慣の乱れが原因になっているケースもあります。ストレスや食生活の乱れ、睡眠不足により免疫力が低下することが原因になる場合もあるため普段の生活から注意することが大切です。

シラミの場合は小まめに洗髪することで、卵が産まれる前に洗い流せるでしょう。もし卵が産まれている場合は、クシで丁寧に落とすか薬用シャンプーを使って退治してください。

フケやシラミは全く違うものなので、対処方法に不安がある場合は、病院で診察を受けるのがおすすめです。適切な対処をして頭皮のトラブルを解消しましょう。

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