フケへの対策として、シャンプーのやり方や生活習慣などさまざまなものが挙げられますが、ドライヤーの使い方を見直すことも非常に重要です。
そこで今回は、フケ対策として効果的な正しいドライヤーの方法や注意点、さらに頭皮の乾燥ケアにおすすめのシャンプーや保湿ローションについて紹介していきます。
きちんと洗うだけじゃダメ! フケが気になるならドライヤーの使い方も見直そう!
頭皮環境を整えることは極めて重要で、ドライヤーの使い方でフケ対策ができます。
ここからは、ドライヤーの正しい使い方や注意点について解説していきますので、フケに悩んでいる人は目を通しておいてください。
自然乾燥はNG! ドライヤーの正しい使用方法とは
シャンプー後の濡れた状態は、そのままにしておくと雑菌が増える原因です。湿った環境は菌にとって好ましい状態であり、繁殖することでフケの発生に繋がりますので、自然乾燥は避けてください。
ドライヤーしっかりと乾かすことがフケ予防には重要となるため、正しい方法を把握しておきましょう。ここからは、フケ対策に繋がるドライヤーの使い方を解説していきます。
ドライヤーの前にはしっかりタオルドライを
まず、ドライヤーをする前にしっかりとタオルドライをしてください。
タオルドライで水分を事前にとっておくことで時短に繋がり、ドライヤーの風をあてる時間が短くなることで頭皮の乾燥を防止できます。
乾燥防止はフケ対策に有効なので、しっかりとタオルドライを行ってください。
ドライヤーは髪の毛から10センチ以上離そう
ドライヤーで乾かす際は10センチ以上離して、同じ箇所ばかりではなく全体を乾かすイメージを持ってください。
近すぎたり、同じ箇所に風をあてすぎたりすると頭皮の乾燥やダメージに繋がります。
髪の毛の根元から乾かすように
ドライヤーをかける際は、髪の根元から乾かしてください。根元から乾かすことで髪だけでなく、地肌にも風を送ることができしっかりと乾かせます。
髪ばかりを乾かす意識で行うと頭皮は湿った状態のままとなり、フケの原因である菌を発生させてしまうためご注意ください。
最後は冷風でクールダウンを
髪と頭皮がある程度乾いたら、最後は冷風でクールダウンすることで過度な乾燥を防止できます。
冷風でのクールダウンは頭皮に近づけてもダメージを与えにくいですし、髪のキューティクルの傷みを予防する効果もあります。
ドライヤーのしすぎもNG! フケの原因になることも
ドライヤーでしっかりと乾かすことはフケ対策において重要ですが、ドライヤーのし過ぎには注意しなければいけません。
ドライヤーを長時間使用することで頭皮は乾燥してしまい、フケの原因となる場合があります。
頭皮の乾燥が気になるなら|おすすめの保湿ケアを紹介
フケ対策は頭皮を乾燥させすぎないことが重要で、上述した通りドライヤーの使い方ひとつで症状が改善できる可能性があります。
さらに、ドライヤーの使い方以外にも、頭皮のケアで乾燥を防ぐことが可能です。ここからは、頭皮の乾燥を防止できるケア方法を解説していきます。
頭皮を乾燥や炎症から守る成分配合のシャンプーを選ぼう
頭皮の乾燥を防ぐためには、フケ対策に効果的なシャンプーを選んでください。
ドラッグストアなどではフケ専用の薬用シャンプーが販売されており、これらにはグリチルリチン酸やシクロピロックスなど、乾燥を防止したり菌を除菌し炎症から守る成分が配合されています。
また、アルコール系のシャンプーは洗浄力が強いため、頭皮の皮脂を過度に洗い落とし乾燥を招きがちです。そのため、洗浄力が強くないアミノ酸系のシャンプーを使うことで乾燥を防止できますのでチェックしておきましょう。
では、具体的に頭皮の乾燥などを防止できるシャンプーを見ていきます。
ロート製薬|メディクイックH 頭皮のメディカルシャンプー
ロート製薬から発売されている「メディクイックH 頭皮のメディカルシャンプー」は、頭皮に悪影響を及ぼす原因菌を改善して清潔な状態へ導いてくれる商品です。
「毎日シャンプーをしているのにかゆい」、「しっかりと髪や頭皮を洗っているのにフケが止まらない」といった症状に悩んでいる人におすすめで、頭皮に潜んでいる菌の増殖を抑えるミコナゾール硝酸塩や、炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウムが配合されています。
さらに、メディクイックH 頭皮のメディカルシャンプーは、コンディショニング成分も配合されているため、髪を滑らかにしてくれる効果も期待できます。泡立ちが良いため頭皮を傷付けにくいですし、アミノ酸系の洗浄成分となるため負担も少ないです。
気軽に使用できる3日分のお試しサイズも用意されているため、一度試してみてはいかがでしょうか。
コタ|コタセラ スパシャンプー
「コタセラ スパシャンプー」は健やかな頭皮に導くためのシャンプーで、フケやかゆみを防ぐことに特化しています。
ピロクトンオラミンという有効成分が頭皮に悪影響を与える菌の繁殖を抑え、かつ皮脂を過度に除去しないマイルドな洗浄成分で乾燥から守ります。
シャンプーの他にもトリートメントやローションもラインナップされているので、あわせてチェックしておいてください。
保湿ローションもおすすめ
頭皮をケアするスカルプケアにプラスして、保湿ローションを使うことも頭皮の乾燥対策に効果的です。保湿ローションは大手メーカーからも発売されており、フケ対策に使用している人は少なくありません。
ここからは、いくつかピックアップしおすすめの保湿ローションを紹介していきます。
ロート製薬|メディクイックH 頭皮しっとりローション
ロート製薬の「メディクイックH 頭皮しっとりローション」は、乾燥によるフケやかゆみを予防することに特化している頭皮環境を改善する薬用ローションです。
炎症を抑えるグリチルリチン酸ジカリウムや、フケの原因菌を抑えるヒノキチオールなどを配合しており、乾燥タイプのフケ対策におすすめです。
また、使いやすさにもこだわって「やわらかヘッドノズル」が採用されているため、頭皮に直接ローションを塗布できます。
花王|キュレル 保湿ローション
花王の「キュレル保湿ローション」は潤い成分であるセラミドやユーカリエキスを配合しているため、頭皮の乾燥を防ぎフケやかゆみを防止してくれます。
気になるところに直接塗れる「ダイレクトタッチノズル」を採用しており、いつでも使える点も特徴です。
弱酸性・アルコールフリーで敏感な頭皮にも使えるローションで、薬局でも手軽に購入できます。
ドライヤーの使い方やヘアケア方法を見直してみよう!
頭皮の乾燥を防ぐためには、ドライヤーをする前にしっかりとタオルドライをして水分を取り、距離を離して全体を満遍なく乾かすことが重要です。
また、髪だけでなく頭皮もしっかり乾かすことを意識し、最後は冷風に切り替えてクールダウンをさせてあげることでダメージを抑えられます。
しかし、しっかりと乾かすことは大切ですが、ドライヤーのし過ぎは頭皮の乾燥を招く原因となるため注意してください。
正しいドライヤーの使い方とあわせて、フケ予防に効果的なシャンプーや保湿ローションを活用し改善を図りましょう。
参考:
フケ症(徳島県医師会)