アボダートは通販でも購入できる? 医薬品を個人輸入する前に知っておきたい3つのこと

未開封の薬

アボダートは、AGA治療に効果があるとされています。しかし、日本では厚生労働省から認可されていないことから製造・販売はされていません。そのため、購入する際は海外から個人輸入をする必要があります。

そこで今回は、アボダートは通販でも購入できるか、医薬品を個人輸入する前に知っておくべきことなどを紹介していきます。

アボダートは通販でも購入できる?

パソコンを見る男性
AGA治療に効果がある「アボダート」の概要と、通販で購入できるかについて解説していきます。

アボダートとはどんな薬?|主成分はデュタステリド

アボダートはAGA治療に効果があるデュタステリドが主成分となります。AGA治療において、薄毛を引き起こす原因のひとつであるDHTの生成に必要な5αリダクターゼ酵素を阻害する働きがあります。

5αリダクターゼ酵素を阻害しDHTの生成を抑制することで、乱れたヘアサイクルを通常に戻すことが可能です。つまり、髪をしっかりと育てる効果が見込めるため、AGAの改善が期待できます。

本来、人間の毛髪は2年から6年という歳月をかけ、髪が生えるためのサイクルを繰り返しますが、AGAの原因物質であるDHTが生成されると、3ヶ月から1年未満と期間が大幅に短縮されます。

そのため、髪が育ち切らないうちに抜け落ちてしまい、結果として薄毛になるというのがAGA(男性型脱毛症)の仕組みです。一般的には、アボダートに含まれているデュタステリドを1年ほど服用することで、脱毛しにくい毛を育てることが可能とされています。

アボダートの飲み方は、1回1錠を毎日服用するだけと簡単なので、誰でも継続して治療に励むことが可能です。ただし、副作用としてEDや性欲減退、頭痛やアレルギー反応などが報告されていますのでご注意ください。

グラクソスミスクライン社|前立腺肥大治療薬として販売

アボダートは、イギリスのグラクソ・スミスクライン社が製造・販売しています。もともとは男性の前立腺肥大症の治療薬として販売されていましたが、AGAにも効果があるということから研究が進み、完成した治療薬です。

アボダートは日本未承認薬

アボダートは、厚生労働省から承認されていない「未承認薬」であるため、日本国内では製造・販売は行われていません。そのため、ドラッグストアや薬局では購入できないことから、入手は難しいです。

個人輸入代行サイトなどで商品を購入するリスク

アボダートは通販サイト(個人輸入代行サイト)で購入することが可能ですが、いくつかリスクがありますので解説していきます。

本物である保証はない

アボダートを購入する際は、通販サイトを利用し海外から個人輸入する方法があります。しかし、未承認薬を個人輸入する場合は、偽物が出回っている可能性があるため注意が必要です。

未承認薬ということは、国内での検査に通過していないため、精巧につくられた偽物を販売している場合があります。例えば、医薬品の箱にある「効能」・「効果」・「用法」・「用量」・「使用上の注意」などは、外国語で記載されています。

そのため、記載している内容を把握することは極めて困難でしょう。また、国によって医薬品の品質を保証するレベルは異なるため、いくら安全と記載されていても日本と同じ品質とは限りません。

さらに、精巧につくられた偽物の医薬品を、本物と同等の金額をとられるという詐欺に遭う危険性もあるためご注意ください。

違法な方法で販売している可能性がある

輸入代行業者に依頼した場合は、前払いとして先にお金を支払ったにも関わらず、商品が送られてこないというケースも考えられます。法律上、営業をするにあたって許可が必要ないことから悪徳な業者もいるため、個人輸入はあまりおすすめできません。

医薬品を個人輸入する前に知っておきたい3つのこと

国内未承認の医薬品を個人輸入で購入する場合、事前に知っておくべきことを3つ解説していきます。

1. 偽物の可能性がある|服用しても効果が出ないことも

医薬品を個人輸入で購入する場合、配合している成分の安全性や有効性が確認されていない偽物の可能性があります。そのため、服用しても本来のAGA治療薬として期待できる効果が出ないことは、十分あり得る問題です。

2. 副作用が出ても適切な処置が受けられない可能性がある

海外から個人輸入で購入した場合、万が一副作用が出たとしても適切な処置が受けられない可能性があります。その理由としては、配合されている成分について、正しく記載されているとは限らないからです。

個人輸入で購入した医薬品については、厚生労働省による確認が行われていないことから配合されている成分が不透明であるため、医師からするとどんな成分を飲んだかわかりません。

そのため、副作用とみられる症状が発症して病院へ行っても、どう対応すれば良いかが判断できないわけです。適切な処置を受けられないことも、個人輸入で医薬品を購入するリスクと認識しておきましょう。

医薬品副作用被害救済制度が受けられない

日本で承認されている医薬品を服用し、万が一副作用が生じた場合は、「医薬品副作用被害救済制度」が受けられます。これは、国内にて医薬品医療機器等法を遵守して販売されている薬を適正に使用したにも関わらず、健康被害が生じた場合に救済を図る制度です。

しかし、個人輸入等で購入した未承認薬については、健康被害が生じても医薬品副作用被害救済制度の対象とはなりません。未承認薬の服用による健康被害については、あくまで自己責任であると理解しておいてください。

3. 個人輸入には数量制限がある

個人輸入をする場合は、「医薬品医療機器等法」により数量が制限されています。例として、外用薬では毒薬・劇薬・処方箋薬を除き、標準サイズであれば1品目で24個以内の輸入が可能です。

医薬品・医薬部外品は用法・用量からみて2ヶ月分以内と定められていますので、これらに反している場合は違法な業者である可能性が否定できないためご注意ください。

医薬品の個人輸入にはリスクがある|不安な人はAGA専門クリニックで処方を受けよう

病院の待合室
国内未承認となる薬を手に入れるには、個人輸入や代行業者を利用する必要があります。しかし、偽物が販売されている可能性があることや、配合されている成分が安全ではない、または正しく記載されていないなど、多大なリスクが伴います。

AGA治療薬として用いられているアボダートを購入する場合、厚生労働省は認可していない薬なので薬局などでは販売されていません。購入を検討している人は、クリニックにて処方してもらうことをおすすめします。

万が一、個人輸入により手に入れた薬を服用した場合、何かあっても相談ができる医師のいるAGA専門のクリニック、または皮膚科で治療を受けてください。

参考:
医薬品等の個人輸入に関するQ&A(厚生労働省)
医薬品等の個人輸入について(厚生労働省)
医薬品等を海外から購入しようとされる方へ(厚生労働省)
医薬品等の輸入手続きについて(関東信越厚生局)

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